ShadowrunRPG 公式サイトに Shadowrun Fourth Edition(シャドウラン第4版)の発売予告が掲載されました。(FanPro Announces Shadowrun Fourth Edition!)
発売予定時期は2005年8月です。
ルールは全面改訂され、よりシンプルで合理的なものにするそうです。
より矛盾のないプレイが出来るようにすると書かれていますが、第3版の製品ラインでは矛盾はないが直感的にわかりにくいルール処理などが散見されたので、適度な匙加減を期待したいところです。
(第3版がそうなったのは、第1版・第2版の頃にいくつかのルールの間で、個別のルールは感覚的に納得しやすいものの、同時に適用する際に不整合や不明瞭な点が見られたことの反省とその反動からだったのだと想像していますが。)
また、マトリックス(コンピュータネットワーク)関係がワイヤレス中心になるというのが強調されています。今までもサプリメントに無線関係の追加ルールなどがあったのですが、ゲーム上制約が多く処理手順も面倒でしたので、新版ではどのように扱っていくのか興味はあります。
記事の文末に、
Note that the Shadowrun, Fourth Edition will replace the Shadowrun, Third Edition rules set. Source material from previous editions will still be compatible.
と、第3版のルールセットは第4版に置き換えられることになる(設定等は互換性を残す)との記述があり、おそらく、第3版用の追加ルール系サプリメントは、第4版ルールブック内に統合されるか、第4版対応の新版が出て置き換えられていくものと予測されます。
前回の改版時は、第2版用追加ルール系サプリメントもほとんどそのまま使えるという事前アナウンスがあったものの、最終的には一通りすべて第3版対応のサプリメントで置き換えられていく、ということになりました。
今回はそういう商業的な判断を率直に表わして告知を行ったのか、それとも本当に(これまでの改版とは違い)最初から互換性が見込めないような大幅な変更があるのか、どちらかわかりませんが、この告知のやり方には好感が持てます。
世界設定は、通常の進行より一気に3、4年ほど時間が進められて2070年になります。このため、影響力を持つ人物・組織などの一部が変化するなど、設定上の大きな動きもあるようです。また、この期間にマトリックスの "System Failure" からの再建が行われ "Matrix 2.0" になって、前述したワイヤレス環境が一般化するという設定になるみたいです。